幻冬舎編集の箕輪厚介さんが、放送作家の鈴木おさむさんにオンラインサロン開設について指南!!

12月18日は、放送作家の鈴木おさむさんのお話を、幻冬社編集の箕輪厚介さんのモデレーターで伺いました。

鈴木さんは35万人のフォロワーをもつインスタグラム
http://instagram.com/osamuchan_suzuki
と17万人が読者登録をしているブログ
https://ameblo.jp/smile-osamu/

をお持ちで、そこで夫婦・育児・妊活の話などを書いているそうですが、どうしても情報の受け手側のことを考えてしまい、自分の書きたいように書くことができていないというジレンマを現在かかえているそうです。

今はニュース・ワイドショー・情報番組が同じテレビ番組内で放映されているため、本来事実を伝えるはずのニュースが、結果的に人の推論がニュースとして捉えられてしまうこともでてきています。
最近の相撲力士に関するニュースでも同様のことがありました。

2017年はテレビもネットテレビが出てきたり、ビットコインなどの仮想通貨も出てきて、すべての業界が変わり始めてきています。

目次

45歳までに何か新しいことをやろう

今はテレビ番組制作の予算がすごく下がっています。
小さな子どもは、テレビよりもYouTubeを見て楽しんでいる。鈴木おさむさんの息子さんもYouTube派。パパはテレビではなく、YouTubeの仕事をしていると思っているのだとか。ちなみに箕輪さんの息子さんもYouTube派!
こうした中で、テレビの仕事にこれまで通りに取り組む以外になにかやってみようと、鈴木おさむさんはお考えです。

鈴木おさむさんが考えているのは、コンテンツプランナー(略してコンプラ)になること。
テレビが向き合わないといけないコンプラ(コンプライアンス)と同じネーミングになるのも面白いと思ったそうです。

45歳になるまで、仕事は人に振らずに自分1人でこなしてきたが、だれかのチカラを借りてもいいかなと思い始めた。今までやっていなかったところに飛び乗るのは、45歳がギリギリかな、と考えるようになってきたんだそうです。

来年はオンラインサロンを作りたい

来年の活動として、まずはオンラインサロンを作ろうと考えているとのこと。

鈴木さんがありのままの自分を出せそうな場所にしたいとのこと。「メディアの箱舟に乗ろう」という感じで人を集められたら、鈴木さんはおっしゃいました。

数ヶ月前から「箕輪編集室」というオンラインサロンを持っている箕輪厚介さんが、自分のサロンや堀江貴文さんのサロンを例にして、鈴木おさむさんにオンラインサロンについて指南しました。

ただ自分のスキルや持っている情報を与えるだけのサロンだと、情報をもらったらメンバーは退会してしまいます。
オンラインサロンのメンバーは、お金を払って参加しているので、100パーセントのモチベーションがあり、オンラインサロンに対してやりがいを求めてきているのです。

たとえオンラインサロンであっても、実際に会う機会を作れるといいと箕輪さん。政治家の握手と同じで、1回でも実際に会っているのは強い。強烈な印象が記憶に焼きつくからだそうです。実際、鈴木おさむさん自身、小学校3年の時にハマコーさん(浜田幸一元衆議院議員)から写真入りバッチをもらったことを鮮明に覚えているし、箕輪さんも子供の頃に宇宙飛行士の毛利さんから「君は宇宙飛行士になりなさい」と言われたのを今でも忘れていないんだそうです。

オンラインサロンでのサロンオーナーの役割とは

堀江貴文さんのオンラインサロンでは、堀江さんのやることはネタ投下・怒ること・誉めることの3つ。
ネタは、やる気があればできることをどんどん投下していく。そうするとオンラインサロンのメンバーのうち誰かが手を上げて、それを進めていきます。

箕輪さんの箕輪編集室も、堀江貴文さんのサロンのコンセプトにならい、どんどん箕輪さんがネタ投下をして、箕輪編集室のメンバーの誰かしらが動くという形になっています。

オンラインサロンをまわしてくれる人をおく

オンラインサロンのなかをまわしてくれる人をおく。コミュニティをまわせる人(コミュニティマネージャー)が何人か居ると、オンラインサロンは2000人くらいの規模まで達することが可能です。
そのオンラインサロンに集った人たち同士の横のつながりができると強くなります。

もしもオンラインサロンを自分1人だけでまわそうとすると、30人くらいのグループで終わってしまうんだそうです。

筋が通ることをやっていれば、サロンメンバーはいつでも味方

鈴木おさむさんが、現在ツイッターの更新をやめているのは、番組のことで絡まれないようにするため。
純粋に面白いと思ってブログに書くと、思わぬ反響によりつまづくことがある。なので、ブログには出せていない自分の熱さや狂人ぶりをオンラインサロンで出したいという希望が鈴木おさむさんにはあるそうです。

本当に面白いことは世の中に出せない面があるというのは、箕輪さんも感じていて、そういうことは完全なるオウンドメディアとして、1000部くらいの雑誌にするのが良いと思っているそうです。

オンラインサロンにはマス受けしないものを提示しても、コミュニティがキャッチャーになってくれるので、自分の中にあるものを消化する場所としてよい。
筋が間違っていない限り、何が起こったとしてもオンラインサロンメンバーが支えになる。例えば、仮に堀江貴文さんが仮想通貨についてこの部分を通そうとして行動し、それが現在の法律に反していて裁きを受ける事態になったとしても、サロンメンバーは堀江貴文さんの味方だということ。
堀江貴文さんは、時代を先取りして行動されてきた方。フジテレビ買収も、今だったら理解をえられる行動といえそうです。

2018年1月24日追記:

「オフィスおさむ」
放送作家の鈴木おさむさんのオンラインサロンのメンバー募集が、1月22日の朝7時から行われました。
なんと募集開始1分で満員御礼だったそうです。
http://camp-fire.jp/projects/view/61576?token=2w2ywt7g

こちらは鈴木おさむさんのブログです。
ここにも1分で満員ということが、後半部分に書いてあります。
https://ameblo.jp/smile-osamu/entry-12346527483.html

一度確立したブランドは強い

糸井重里さんも、ほぼ日をつくって、ほぼ日のコミュニティを確立した。コミュニティ確立により、マスをも制することに糸井重里は成功しました。
コミュニティも確立すれば、一つのブランド。
一度確立したブランドは、いったんゆらいでも再び力を取り戻す強さがあります。

赤福は伊勢神宮のすぐそばに本店があるという立地の良さも手伝ってか、食中毒騒ぎがあっても客足は回復しました。

マクドナルドもメニュー値上げもあり、業績低迷したこともあったが、また復活しました。

糸井重里さんのおかげでヒットしたもの

それは、奥様である森三中の大島美幸さんとの出会いと結婚生活について書いて、ドラマ化もされた
「ブスの瞳に恋してる」
https://www.amazon.co.jp/dp/B00ESZXU4Q/luckyhappy25-22 
なんだそうです。

「ブス恋」は、糸井重里さんが「面白い」といったことで大ヒットしたんだそうです。

フラッグシップが一つあると強い

フラッグシップと不動産の双方を持っていると、例え商品が二番手のものでも勝てる。
缶コーヒーのジョージアやお茶の爽健美茶は、その名前だけ聞くと、一番手とは言えません。
しかし、実際の売り上げはトップです。

それはなぜか。コカ・コーラを売るための自動販売機は全国津々浦々、いろんな場所にあります。
コカ・コーラ社はコカ・コーラというフラッグシップを持っている。そのフラッグシップのある自動販売機の中に、ジョージアや爽健美茶も売られているので、ジョージアと爽健美茶を買う人が多くなるのです。

箕輪さんによると、鈴木おさむさんは好奇心が強く、今売れるものを否定せず、肯定するところから入る方とのこと。このことは秋元康さんや見城徹さんも同じなんだそうです。また今話題になっている若い人に会いたがり、実際に会うのも、このお三方に共通なのだそうです。

来年の鈴木おさむさんのやりたいこと

鈴木おさむさんのもつ濃い原液(たとえばカルピス)を出せる場所をもつべきで、それがオンラインサロン。
今のところきりのよい、1月か4月にオンラインサロンを立ち上げることを考えているそうです。

今、毎月30ページ、男性不妊についての小説を鈴木おさむさんは書かれていて、それを来年書籍化することで箕輪さんと話を進めているとのこと(僕の種の問題)。実際に大学病院にも取材に行っていて、まだ世の中の大半の人が知らないことも聞いてきたので、そのことも書いていく予定だそうです。ちなみにこの毎月30ページは、書くこと自体は5時間ほどで書くものの、考えをまとめて書くことに落としこめるようになるまでの時間がもっと長くかかるとのこと。

オンラインサロンは、作り手としての鈴木おさむさんが、自分の濃い原液を出せる場所として有益。狂気で振舞っても大丈夫な場所をもっておくのがよく、その場所として、オンラインサロンは最適。手伝えることは、箕輪さんや箕輪編集室が行うので、ぜひ鈴木おさむさんのオンラインサロンを実現しましょうということで、締めくくられました。

まとめ

オンラインサロンの作り手の方にとっての位置付けについては、これまで考えたことがなく、オンラインサロンというものを違った角度で考える糸口をもらえたことが有意義でした。そしてオンラインサロンであっても、実際に一度は会うことが大事という点が特に印象に残りました。私自身、「オンライン」という名前でも、リアルなつながりもあるからこそオンラインサロンの魅力が高まるのだと考えているからです。

鈴木おさむさんがいろんな人気番組の放送作家でいらっしゃることはもちろん以前から知っており、こんな間近でお話しを聴けたことにもとても感激しました。

今書かれている「僕の種」も、どんな形で出版されるのか、とても楽しみです。