チャンスは右手でとり、左手で収穫する!! おせっかい協会の高橋恵さんから伺いました。
11月25日は中野で、高橋 恵 さんのおせっかいの理念と仲間を広げるイベント、おせっかいフェスタが行われました。
今回は「恵」という字がつく人はご招待いただけるとのことで、お言葉に甘えて、紹介枠で参加させていただきました。
高橋恵さんとおせっかい協会
高橋恵さんは、日本有数のPR会社である株式会社サニーサイドアップ創業者で、最近では人が協力して明るく生きていけるよう、おせっかい協会を立ち上げました。周りの人達に感謝と笑顔を広めている方です。
一般社団法人おせっかい協会
http://osekkai.jp/
おせっかいとは、ここでは相手を思い、助け合う気持ちをベースにして、主体的に利他的な行動に移すことです。
今回のイベントでは、恵さんに協力して、おせっかい協会を一緒に盛り立てている方々が壇上に上がられました。
パネルディスカッションあり、歌あり、ミニセミナーありと盛りだくさんでした。
今回は、高橋恵さんからのお話と、尊敬する友人で、この日の登壇者の1人でもある野田 千穂 さんのお話をシェアします。
高橋恵さんのお話
まずは高橋恵さんのお話から。
恵さんは周りの方から見ていても、行動が早い。
根っからの「おせっかち」であり、すぐに動くそうです。人のためになることを考えたらすぐにとりかかる。物事を考えるときも秒単位で考えているとのこと。
右手でチャンスを取り、左手で収穫を得るのだそうです。
恵さんが広めている感謝の気持ち、おせっかいの精神で生きていて、人に何かしてあげたときに、やってあげたその人からは直接何もかえってこないこともある。その時は宇宙に貯金したと思えばいい。
宇宙銀行への貯金。いつかなんらかの形で帰ってくる。なので、感謝の気持ちを常に持ち、「ありがとう」と言うことを忘れない。
恵さんご自身も、周りの親しい方も、身近で不幸があったり、病気になられた方がいらっしゃるそうです。恵さんは再婚したご主人が3月になくなられたそうです。
そうした中で76歳の読者の方が、それまでに午前7時に起きていたところ、毎朝5時に起きて時間を作り2000羽の鶴を折って贈ってくださったとのこと。
また恵さんの小さい時に、戦争でお父さまが亡くなられました。
お母さんと恵さんら3人姉妹だけで生活が苦しく、とうとう一家心中するしかないこも、と言うくらいに追い詰められた時に励ましのメッセージを紙に書いて、さりげなく渡してくれた近所の方がいました。
見ていないようで、人は見てくれている。ここぞと言う時に助けてくれる人がいる。
「天知る、地知る、我知る」というのは、本当なのです。
恵さんが営業をやっていた時のエピソードも一つありました。
恵さんに対して、ひどいことを言った取引先がその場でもっていた紙で誤って手の指を切っていました。それを見た恵さんは、その直後に絆創膏・包帯を買って、取引先に持っていった。ひどいことを言っても、絆創膏などの心遣いをしたことが影響したのか、半年後、その取引先はテレビコマーシャルをくれたのだそうです。
人の気持ちは小さなことでもとても嬉しい。
幸せは学歴、国籍も関係ない。幸せを広めていくのにみんなの力が必要になる。そのために今回のイベントを開催したり、毎週日曜9時に中野のゴミ拾いをやっている。
講演もいろんなところでやっていて、飛行機で行けるところなら行って、話をしていきたい。
おせっかいを広げたい。そういって、恵さんはご自分のお話を終えました。
野田千穂さんのお話
次に野田千穂さんのお話。
CAとして、日本の航空会社から海外の航空会社に現地採用で入ったところから海外でのキャリアを広げてきて、現在は外国人の不動産コンサルタントなども手がけるようになられた野田千穂さんからの海外生活から得たことについて、シェアがありました。
海外(千穂さんは、イギリス、アメリカ、台湾、中国などに実際にお住まいになられています)生活することによって、3つのことが得られたそうです。
1.英語が話せるようになったこと
現地の社会、文化にふれられた。
だから今、外国人向けの不動産コンサルタントができている。
2.住む場所が変わると、自分の強みが変わる
海外に住んでいると、日本語ができることが強みになる。
3.日本の常識は、世界の常識ではない
日本に帰って来たのは5年前。
帰国して、自分のライフスタイルをつくることにした。
決めているのは健康ファースト
健康関係でやる予定を決め、残りの時間に仕事を入れる。
仕事も一つだけではなく、複数もつ。外国人向けの不動産コンサルタントのほか、ご自身の経験を基にしたセミナーを定期開催されたり、いくつかの仕事を同時にかかえるパラレルキャリアにした。
1箇所にいることがつらいため、こういう形で仕事をするのが自分にあっている。
仕事と休暇のスケジュールも、「ワーケーション」
の形をとることがたびたびある。
海外出張の際には、2週間の間に仕事と休暇両方入れることが多い。
今年はアメリカ、タイ、上海でのワーケーションを実施した。
このイベントでの重要キーワードである「おせっかい」は、ペイフォワードという英語にあたるのでは? というのが千穂さんのお考え。
実は千穂さんは、前回のこのイベントで登壇予定だったが、結果としてドタキャンしてしまった。
イベント2日前に大怪我をして、集中治療室に運ばれた。集中治療室ではスマホなどを使えないので、仕事関係は家族に連絡してもらった。
病院に運ばれて3日目に、集中治療室からふつうの病室に移った。
すぐに恵さんが仲間とお見舞いに来てくださった。
次の日もまた恵さんは来てくださったそうで、それが千穂さんにとってとても嬉しかったそうです。
そういうあたたかさで包んでくださる恵さんの活動に、千穂さんは引き続き協力し続けて、今回の登壇となりました。
まとめ
この会場の受付、恵さんの幼稚園の時からずっと続いているお仲間がなさっていました。
人間性が高く、信頼出来る人は、これまで自分を育んでくれたところで出会った人とのつながりを大切にする人が多いと思っていますが、恵さんもまさにそう言った方なのだなということを改めて感じました。
表裏なく、人の幸せを願える人、そのために一緒に協力出来る人は、いるところにはいるけど、どこにでもいるわけではない(反対に、内心は自分の利益だけ考えているのに、人のことも考えているように見られている方は意外といらっしゃいそうです)。
そういう気持ちいい仲間との輪を広げようとされている高橋恵さんを見習って、私も微力ながらなにかできるようになりたいと思いました。
イベント終了後、今回見に来ていた友人たちとともに恵さんと千穂さんと一緒にお写真を撮っていただきました。
高橋恵さん、はじめとして登壇された方、スタッフをつとめられた方々、昨日はありがとうございました。次はさらにパワーアップされたイベントとなりそうで、今から楽しみです。