前田裕二さん講演会@お台場 SHOWROOMにより実現したい熱い想いを語る

ブログで公開するのが遅くなってしまいました。
2017年11月15日は、SHOWROOM株式会社の代表取締役社長である前田裕二さんの講演会を聴きに、お台場まで行きました。

目次

SHOWROOMとは

SHOWROOMは、夢を叶えたい人とそれを応援する人が集まる、新時代の『双方向コミュニケーション』『仮想ライブ空間』です。
SHOWROOM
https://www.showroom-live.com/
ここにログインして、自分の見たいタレントなどによるライブ配信を視聴することができるシステムです。
下の写真はこの日の講演をSHOWROOMに配信しているときの画面をスクリーン上にうつしだしたものです

こちらは、SHOWROOMのホームページの社長メッセージのリンクです。
http://showroom.co.jp/company.html
前田さんの昨日のお話の中で、前田さんが特に重点をおいて伝えたいと思っていらっしゃることが、このリンクの社長メッセージにも書かれています。

本は読者の内臓と自分の内臓を擦り合わせて書いた!!

前田裕二さんは、幻冬社のNewsPicks Book の
「人生の勝算」
https://www.amazon.co.jp/dp/B071GX8V8F/luckyhappy25-22

のラストでも、こう書かれています。
「情熱と努力次第で、人はどんな高みにだって上っていける。自分の人生を通じて、これを証明してみせます。」
この講演会には、「人生の勝算」の編集者の箕輪 厚介 さんも参加されていました。講演の途中で、前田さんが当初は自分の子供のときの話はあまり書くつもりはなかったけれども、編集者の箕輪さんが「読者の内臓と自分の内臓を擦り合わせるくらいに書かないとダメ」と言われて、思い切って書いたと話されていました。

インドで明確になったビジョンが、ビジネスの原点

前田裕二さんのビジョン形成に大きく影響を与えたのは、大学生の時にインドに行った時に感じたことだったそうです。
逆境と一口に言っても、努力で乗り越えられるものそうでないものがある。
努力で乗り越えられない逆境を抱えている人に機会提供をしたい。そこが前田さんのビジネスを考えるときの原点になっているそうです。

SHOWROOMで、演者とのリアルタイムのコミュニケーションを実現

また前田さんは、お母様を亡くされた後、小学校6年の時から生活費を稼ごうとギターの弾き語りを始められました。演奏を聴いた人がギターケースにいれてくれるお金は、演奏が上手いかどうかよりも、前田さんのことを何らかの形で気にかけてくれて、このくらいだったら生活の足しになるだろうという金額のものがいくつもあったそうです。演者と聴衆(ファン)との間にコミュニケーションが成立すると、聴衆はギターケースにお金を入れてくれる。
SHOWROOMの立ち上げに際しては、観ている人が積極的に参加でき、演者とコミュニケーションできるものを目指し、配信はライブのみで、アーカイブはなし。ギターケースにお金を入れることにあたるものとして、演者にギフティングという形でプレゼントできるようなシステムを作ったそうです。

SHOWROOMでは、オーガナイザーの担う役割が大

SHOWROOMにはアマチュアの演者も大勢いますが、人気が出てきて、力を認められた人は、オーガナイザーから声をかけられるようになります。オーガナイザーとSHOWROOMのつながり、オーガナイザーと演者(配信者)の信頼関係、SHOWROOMとリスナーの関係、リスナーと演者の関係、それぞれが信頼関係で結ばれているところにSHOWROOMというビジネスの強みがあるのです。

まとめ

私自身はこの講演会の時に初めてSHOWROOMにログインしたという程度で、恥ずかしながらSHOWROOMそれ自体についてはよくわかっていませんでした。前田裕二さんがとてつもない集中力とエネルギーでいろんなことを達成してきている人ということは知っていても、この講演会に参加するまでは、なぜ前田さんはSHOWROOMを立ち上げたのか、ということまでつながっていませんでした。
前田さんの子どもの頃のギター弾き語りの時の経験、大学生の時のインドでの経験。努力では報われない逆境にある人も、諦めなくてよくなるためにできることをやっていく。そういったところに前田さんのビジョンがあり、そこをベースにして、SHOWROOMをつくっている。
「努力がフェアに報われる社会を創る。」というSHOWROOMの企業理念にもそのことが現れています。

正当な努力が報われる。ずるい人よりも、誠実で正直な人の方が最終的には報われる社会であってほしいということは、私自身もずっと思ってきていることなので、前田さんのこういったビジョンやSHOWROOMの企業理念にはとても共感できます。

ここには書けていないのですが、ご著書にも書かれていないエピソードのご紹介もあり、お台場まで足を運んだ甲斐がありました。

前田さんはまだまだいろいろなエピソードをお持ちでいらっしゃると思いますので、お話をうかがえる機会にはまた参加できたらと思っています。直接お話をうかがったのは、8月の代官山の蔦屋書店に続き、2回目でしたが、前回とは違ったお話がいろいろと聴けて、よかったです。
前田裕二さん、そして今回の講演会の企画運営をしてくださった白井響 さんをはじめとする運営メンバーの方々、本当にありがとうございました。