早稲田祭で、西野亮廣さんと箕輪厚介さんのトークイベントに参加してきました。

11月4日の午後、早稲田祭の講演会として企画された、西野亮廣さんと箕輪厚介さんのトークイベントに参加してきたました。大学の学園祭に行くのは、すごく久しぶりでした。

講演会の会場はたくさんの人であふれていました。事前申し込みの人が先に入場。当日受付分も整理券が配布されるほどの盛況ぶり。

拍手喝采の中、お二人が入ってこられました。

アイスブレイクの後、情報を無料で提供したからといって、儲からないわけではないという話になりました。

目次

無料公開しても、モノは売れる

例えば本を売るとして、その本のことを広める方法としては、無料公開があります。
無料公開したからといって、売上につながらなくなるとはいえない。本には情報としての価値だけでなく、物質としての価値もあるからです。
小さなお子さんのいるお母さんは、子どもの読み聞かせに一番いい本を買おうと、良さそうな本をすべて立ち読みした上で、その中でも一番いいと思ったものを選ぶ。ある程度内容がわかっているものから消費者は選択するので、無料公開によって知ったからこそ自分でも買うという人もいます。

またライブ動画配信ストリーミングプラットフォームのSHOEROOM社長の 前田裕二さんの「人生の勝算」の第1章全部を西野さんが発売前に公開したことで、「人生の勝算」のAmazon1位につながったそうです。
さらに第2章全部を別の場所で公開、第3章をまた別のところで公開、としていくうちに、その先がすぐに知りたくなって購入する人が増えてくるそうです。

タレントの分類

タレントと一口に言っても、ファンのつき方によって分類が変わってくるそうです。
これは前田裕二さんがおっしゃっていることだそうですが、「認知タレント」と「人気タレント」は違い、前者は人から広く知られている人、後者はそのタレントのためにお金を支払うのをいとわないファンをたくさん持つ人という違いがあり、後者はCDを出すと必ず買ってくれる人がいるそうです。

自分の主導権は自分で持ち、学び続ける

西野さんは、テレビ出演するようになって1年目で賞をたくさん受賞し、仕事のオファーがどんどん入ったそうです。
急に売れてしまったため、話の引き出し、エピソードトーク、ネタのストックがなく、困ったそうです。またテレビ番組のキャスティングも、スポンサーの意見で決まり、自分がその番組の中で受けたとしても、そのことによって直接自分にお金が入るわけではない。オファーに応じてテレビに出るだけだと、人に左右されるだけで終わってしまう。
自分で主導権を持ち、ハンドリングできないとダメだと感じたそうです。

西野さんの普段の姿勢として、
1)肩書きにとらわれない
2)同じ業界でつるまない
3)自分より若い人から学び続ける
ということを挙げられていました。

西野さんは同業者以外の人と食事したりする機会が多く、違う業界の人と話すことによって、自分が持っているものや考えていることが価値があるのか、意味があるのかを確認できるそうです。
同業界で新しいことに興味がある人はかなり少ないため、同じ業界の人とだけ付き合っていると、どうしても視野が狭まってしまうとのことです。
自分よりも若い人から学び続ける姿勢は、西野さんにも堀江貴文さんにもあるもので、今流行っているものが正義だから、インスタグラムやYou Tubeについても、貪欲に勉強し、人にもどんどん質問するそうです。

西野さんは、自分が本当にいいと思ったものしかいいと言わないし、人にも勧めない。それが結果として人からの信頼を生み、自分が勧めるとその商品が売れるということにつながるのかも、とおっしゃっていました。

質疑応答

質疑応答の時間に、かばんを作られている方が、かばんをどうやって多くの人に売るのが良いかと質問されていました。
西野さん、箕輪さんからの回答は、「原価でかばんを売る。ただそれだけだとかばんを作っている人のお給料も出せなくなるので、その旨を伝えて、カンパを募るのがよいのでは」というものでした。
原価で売ると、一見損をしているようにみえるけと、トータルで見るとその後の取引や売上につながるということですね。

大教室に大勢集まった中でのイベントでしたが、西野さんも箕輪さんも、スパッとした切り口でどんどん発言されていくのに引き込まれていく感じでした。

次の西野さんの講演は、早稲田大学大隈講堂で開催!

早稲田大学では、12月15日18時30分開演で、大隈講堂で、西野さんの「革命のファンファーレ」についての講演会があるそうです。
こちらでもいろいろと面白いお話をうかがえるとおもいます。ご都合つく方はぜひ!
ご参考までに、12月15日の講演会の情報を一部引用します。

http://lifequest.jp/contents/189

西野亮廣さんのほか、SHOWROOM株式会社・代表取締役社長の前田裕二さん、幻冬舎の編集の箕輪厚介さんも登壇します。
▼日時
2017年12月15日(金)
開場 17:30
開演 18:30
※チケットの番号にかかわらず先着順での入場、および全席自由席とさせていただきます。
また、先着200名様に西野さんの著書「革命のファンファーレ」を配布いたします。
http://peatix.com/event/318549