2017年5月、日本で開催された世界女性サミットに参加しました。

世界の経済界や政界の女性リーダーが一堂に集う「世界女性サミット(Global Summit of Women)」が、今年は初めて日本での開催となりました。

5月11日から13日まで、東京のグランドプリンス新高輪で開催されました。

このホテルがまだ新高輪プリンスホテルという名前だったころ、出身大学の卒業式の日の夜の謝恩会(園遊会と呼ばれていました)が開かれた飛天の間がメインの会議会場。2年前にこの会議の存在を知ったときから「いつか行きたい」と思っていたところ、2017年は東京開催ときいて、必ず参加しようと決意。

GSWは1990年にスタート。米非営利組織「Globe Women」(アイリーン・ナティビダッド代表)が主催しています。世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)の女性版とも呼ばれ、今回の東京大会は世界95カ国や国際機関から約1400人が参加しました。世界経済における女性の地位向上や活躍推進を目的に、各国の行政や企業ですでに活躍している方たちの話をきくというスタイルで行われました。

初日の晩さん会は迎賓館で開催されました。

迎賓館でのパーティーは立食で、食べ物や飲み物はあまり残っていなかったものの、迎賓館の庭園に入れたのはラッキーでした。

 

建物の中の見学は、遅い時間帯のためにできなかったものの、外から雰囲気を味わうことができてよかったです。夜だったので、ライトアップを楽しむことができました。太鼓のショーも行われ、楽しめました。

このパーティーの時に、「女性の品格」の著者であり、昭和女子大学学長も務められた坂東真理子さんとお話することができました。ずっと本や雑誌の記事を読み続けていたので、リアルにお会いできて、感激しました。

 

立食バーティーはこの会議では、初日の夜の迎賓館だけで、あとは着席でのブレックファスト、ランチ、ディナーでした。

2日目のディナーのメニューはこんな感じです。

メインは肉料理を選びました。

Global Summit of Women 2日目のディナーでは、授賞式もあわせて行われました。
日本で受賞されたのは小池百合子東京都知事。この会議が東京で開催されるタイミングで初の女性都知事となられていたことも、受賞の理由の一つかもしれません。

この日の分科会は、リーダーシップに関するものをききました。

セルフブランディングの話も何人もの方からプレゼンがありました。自分のブランディングが自分のトレードマークになる。そのトレードマークを先に固めてからでないと、人はついてこない。

リーダーシップがセルフブランディングなんだ、ということは、私の中で驚きでした。

が、何人ものリーダーが口をそろえておっしゃっていたので、セルフブランディング、自分をどうみせるのか、という観点がリーダーの役割を果たすために重要ということなのだと思います。

 

Global Summit of Women第3日。
今日も豪華なスピーカー陣での幕開け。
ブレックファーストを食べながら、朝イチでファッション・デザインのセッションが開催。日本からはコシノヒロコさんが登壇されました。
その後林文子横浜市長が登壇。横浜市の待機児童がゼロとなった事例をあげられたほか、横浜市役所でライフワークバランスが上手くいっているお話も披露されていました。

横浜市長の林文子さんのプレゼンのあとのパネルディスカッションでは、BTジャパン株式会社社長の吉田晴及さんの切れ味のよいコメントが印象的でした。午前中はカルビーCEOの松本晃さんも登壇されました。

3日目、グローバル企業でリーダーとして活躍されてきた方たちによるパネルディスカッションがありました。

そのなかで、現在3Mの日本のトップをされているデニスさんがおっしゃったことがとても印象にのこっています。

デニスさんは数か月前日本に来るまでは、海外何か国の3Mで勤務されています。

女性がアピールする時は、前に踏み出しチャンスを撮ることが必要だが、決してやりすぎてはいけない。ダイレクトに「私はできる」「私はやりたい」と言わずに、もっと婉曲にいう必要があるというお話。ストレートにいうと、周りの反感を買ったりすることもあるので、言い方やいうタイミングを考えるということなのだと思います。日本だけの話ではないんですね。デニスさんもまた、自分を売り込めるストーリーをつくり、自分のリーダーシップをブランディングすることが必要とおっしゃっていました。

ほかの方が、チャンスがきたらその時にとる。2度目はないと思え、という話もされていました。着実に仕事をしていき、その中でチャンスが来たときには遠慮せずに受ける必要があるとも話されていました。

閉会式とディナーで締めくくりとなりました。ディナーの時には、カザフスタンのメンバーによる民俗衣裳を着用してのダンスのほか、歌のステージもあり、盛り上がりをみせつつ宴は終わりました。


来年のGSWはオーストラリアのシドニーでの開催だそうです。
第1日は仕事が終わってからの参加だったため、参加証をもらいそびれたものの、アメリカからきているサミットスタッフの方のおかげで、無事迎賓館でのパーティーに参加できました。手土産用に準備していた扇子が何個も残っていたので、今日の帰り際にその方にお礼代わりにお渡しできてよかったです。

なんだかあっという間に終わってしまいました。いろんな話が聞けて、刺激を受けました。なんらかの形で今後につなげていけたらと思っています。