2021年9月29日は、FRaU WFHうふふの最終回でした!
9月29日は昨年7月29日から60回続いた FRaU WFHうふふの 最終回でした!
第59回FRaU WFH*(うふふ*)Meetingの「働き方の新しい波」は、「行動変容のためのインフォグラフィックとは?」をテーマに
NewsPicks / ビジュアルシンキング
インフォメーション・デザイナー
櫻田潤さんにお話しいただきました。
2020/7/29の第0回から、毎週水曜朝9時-10時に60回にわたり開催をしてきました。 FRaU WFH*(うふふ*)はもともとは、この4月に発行されたムック本の働き方号をきっかけに結成されました。
FRaU SDGs MOOK WORK 今日からはじめる、私の働きかた改革。 (講談社 MOOK) | 講談社 |本 | 通販 | Amazon
最終回ということで、この4月までは毎週ご参加くださっていたFRaU プロデューサー兼編集長の関龍彦さんも、お忙しい中、ご参加くださいました。
WORKのムックは、FRaU のムック本の中では一番売れたそうです。
FRaUの最新号のムックは10月6日に発売です。
FRaU SDGs MOOK FOOD 「おいしい」の未来。 (講談社 MOOK) | 講談社 |本 | 通販 | Amazon
櫻田さんから、オンラインオンリーで60回開催してきたことはすごい。熱量と協力があったからこそですね、というお言葉をいただいたのちに、櫻田さんのプレゼンに入りました。
まずは櫻田さんご自身のインフォグラフィックとの関わりを振り返っていただきました。
2010年にお仕事の傍、ご自身のサイト、「ビジュアルシンキング」をつくられたとのこと。
https://visualthinking.jp/
2010年
関ヶ原の合戦の東軍と西軍の差について
2011年
映画のソーシャルネットワークの相関関係
これらは仕事ではなく、趣味で作成されていたとのこと。
2011年に東日本大震災がおこった。
この頃はデザインの仕事はほとんどしていなかったが、助けあいジャパンに声をかけてもらった。ここで石川さんに出会う。
助けあいジャパンで櫻田さんが作成されたインフォグラフィックはこちら:
アクションするのにいろんな方法があることがわかった。
自分のできることはグラフィックをつくること。
本格的に仕事でインフォグラフィックをやることになったのは、2014年。経済メディアNewsPicks編集部の立ち上げにて。
グラフィック主体の中にテキストを入れるコンテンツづくり。
モバイル中心で、スマートフォンに最適化するようにしていた。縦スクロールでみる。
今は櫻田さんの作った型をベースにチームでつくっているそうです。
2018年
正方形で伝える
2019年
アナログな感じで
2019年
細かい字も使えるようになった
スマホで拡大してみることができるもの
原点回帰
2020年
情報をデザインする人
インフォメーションデザイナー
現在はNewsPicksに所属しつつ、個人の活動のビジュアルシンキングを継続されています。
物事の関係に 形を与える
そして東京オリンピックのピクトグラムでも注目されたインフォグラフィックについても、ご説明くださいました。
物事の関係に形を与える。
(これがテキストと違う)
SDGsウェディングケーキモデル:
経済・社会・環境
と捉えると見え方が違う。これがインフォグラフィックの力。
パンデミックで感じたのは、社会は繋がっているということ。
インフォグラフィックは関係が大切。
気候変動についてのTED
ヨハン・ロックストローム: 人類の未来を変革する10年 あるいは地球が不安定化する10年 | TED Talk
マイクロプラスチック
イラストストーリー:漫画とインフォグラフィックをセットにする
ESG投資
IPCC
サステナビリティの観点でインフォグラフィックをつくる
今後のアクションとしては、いろんな人のいろんな特技があり、それをどうつなげるかだと、櫻田さんはお話されました。
理解者を増やす
興味を持ってもらう
具体的なアクションを起こす人を増やす
○インフォメーションデザインの2つのアプローチ
1.SDGsのアイコンに象徴される、シンボリックなものをつくる
2.物事を解説するコンテンツをつくる
行動変容のためのマークをつくるのはどうか?という話も、事前のミーティングではあった・・・
現状の課題としては、
自分ごと化
つながりの理解
自分ごと化できている人が少ない
つながりを示すコンテンツ発信をすることが自分にとってのアプローチであり、インフォグラフィックがやれることだと、櫻田さん。
コンテンツ発信:インフォグラフィック・イラストストーリー・スケッチノート
全体の地図が必要
問題の構造を見える化する
インプットはできているが、人に説明するのが難しい時あり。櫻田さんご自身、会社の人や家族に説明しづらい時がある。
地下鉄の路線みたいなものがあり、シナリオが見えるようになるといいのかなと、これがインフォグラフィックでやれるといいのかなと思います、と櫻田さんはプレゼンをまとめられました。
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助けあいジャパンでの櫻田さんのことを知る石川さんから、「当時の櫻田さんは、デザインの素人だった。彼は自分の力で変わろうとした。プライベートの時間の多くをさいて、インフォグラフィックをつくっていた。それが今の活躍につながっている。」というお話がありました。
プレゼンに出てきたことに関連する動画として、石川さんからネットフリックスの「地球の限界」を是非見てほしいというお話もありました。
https://www.netflix.com/jp/title/81336476
櫻田さんのプレゼンについては、YouTubeでみることができます。
FRaU WFHうふふ 2021年9月29日櫻田潤さん 「行動変容のためのインフォグラフィックとは?」 – YouTube
櫻田さんのプレゼン後は、櫻田さんにさまざまな質問にお答えいただきました。
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この回は、8月9日に発表された気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の最新報告書
https://www.unic.or.jp/news_press/info/42637/?fbclid=IwAR31qd9bqq6eWbsUUhhdtahmtoLQIdeBn1_OUCMq80ttOJoz747QUJTsqkU
を受けた内容にしてほしいとの石川 淳哉さんの希望を受けて、構成していただいています。櫻田さんに登壇依頼をして快諾いただいたのちに、この9月いっぱいで、FRaU WFHうふふの朝の会が終了し、櫻田さんの回が最終回ということになりました。それを受けて、最終回にふさわしくFRaU WFHうふふの参加者の行動変容につながる回にしたいということで、行動変容のためのインフォグラフィックについてお話いただくこととなりました。
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水曜の朝9時から10時のミーティングを毎週やる。そのことがどういうことなのか、よくわからないまま、水曜日のこの時間帯の予定を空けました。忙しい中、この時間帯に別の予定を入れずに集まってくださる方の時間をもらうに値するものを作ろうということを最優先にしてきました。
発展途上ではありつつも、マンスリーセッションと同じレベルのものをウィークリーでつくること、いろんな人がかかわっているからこそ出会えた人たちの繋がりを広げていくという形の成果は上げられたのではないかと思います。
登壇していただいた方に紹介いただいた登壇者の方もたくさんいらっしゃいます。人と人のつながりがこんなに人がっていくんだということを強く実感してきました。このつながりをこれからも大切にしていきたいと思っています。
毎週水曜朝の会はなくなりましたが、引き続きコミュニティのSNSを通じて交流していけたらと思っています。
また、毎週のミーティング開催の振り返りが昨年の暮れあたりからできていなかったため、不定期ではありますが、これまでのミーティングを少しずつ振り返る投稿もしてきたいと思っています。
昨年7月29日から今年の9月29日まで、毎週水曜朝9時に60回集まってきたこと自体が大きなアクションだったと感じています。その歩みを振り返り、それに対して感想などフィードバックをいただくことで、これから先に進むためのヒントになる気がしています。
イベント案内:
【最終回】9月29日(水)朝9時~ / FRaU WFH*(うふふ*)Meeting申込受付中です!
https://note.com/wfh_ufufu/n/nd87c1f3045f8
この回のプレゼン動画
https://www.youtube.com/watch?v=dKObVdPsnCw&t=10s